福岡県飯塚市にある横山内科・小児科医院には、94歳で今もなお現役で院長を務める横山通子医師が働いている。開業から70年、横山医師が心身共に健康で働き続けていける秘訣とはなにか。
(参照:地域医療に力を注いだ女性医師 志田周子 ― その生涯が映画化)

Photo:Statue in Iizuka By rverscha
横山医師は大正8年(1919年)に長崎県の五島列島にて生まれ、東京女子医学専門学校(現・東京女子医科大学)の創設者である吉岡彌生への憧れから医師を目指した。長崎への原爆投下時には自身は無事だったものの多くの同僚を亡くし、その後、夫の実家のある福岡県飯塚市に移って開業し、子育てをしながら仕事を一人でこなしてきた。開業してから70年、今も健康で現役医師を続けられる横山医師は未だ老眼鏡も使わず歯は全て自分の歯だという。元気の秘訣は「自分のことは、できるだけ自分でする」だという。
医師には定年がなく、横山医師のように自身が可能であれば働き続ける医師もいる。勤務医の場合は病院で定められた定年がある。勤務医で働いていた場合、定年退職後は無理のない範囲で働きたいという理由から非常勤などの健診医や産業医、老人健康保健施設を希望する声が多い。横山医師の場合、その長いキャリアの中で親子4世代にわたって診療を行うなど、地域医療を極めているとも言える。医師一人ひとりに何らかの使命があることを、彼女は体現しているのである。
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発行元:アスコム
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