出産にともない、女性には体力面・精神面に大きな負担がかかる。特に女性ホルモンの影響で気持ちの浮き沈みが激しくなり、育児が上手くいかないと自身を責めてしまったり、自分は母親として失格なのではと悩んでしまう人がいる。このような情緒不安定は産後うつによってもたらされたものかもしれない。
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Photo:Depression. By Mary Lock- Goldilock Photography
出産後、食欲不振や不眠に悩まされたり、訳もなく泣いてしまったり、自分は必要のない人間だと思い込んでしまうなどの症状があった場合、産後うつの可能性が高い。産後うつになる原因は解明されていないが、出産したことによるエストロゲンやプロゲステンなどの女性ホルモンの変化によるものと考えられている。さらに、慣れない育児に追われパニックになってしまっていることも考えられる。また、産後うつは出産直後にいきなり発症するものではなく、たいていは産後4週間程で症状が現れ始め、産後約3ヶ月~1年程で快方に向かう。
症状は様々で、産後うつに気付かずにそのまま乗り越えてしまう人もいるが、治療を先延ばしにすることで本当にうつ病になってしまうこともある。出産後の女性の3割~4割が産後うつの経験があるともいわれており、他人事ではない。しかし、自身が産後うつになったというときに限って周りに相談できないケースもある。病院や自治体の子育て支援センターでも気軽に相談することはできるが、パートナーの協力も必要不可欠である。もし産後うつになったらパートナーや病院、支援センターなど相談、サポートしてくれる人は周りにいることを思い出して頼ることも大切である。