多忙な女性医師にとって、仕事と出産・育児を両立していくことはとても大変なことである。復職しようにも、保育環境やブランク期間中の自身の医療技術や知識などに関する不安はなかなか払拭できない。先日、厚生労働省主催「女性医師のさらなる活躍を応援する懇談会」が開催され、様々な課題への取り組みの方向性が話し合われた。
(参照:医師の約4割が職場結婚 多忙な医師は結婚相手に専業主婦・主夫を望む)

Photo:Hanging By Markus Bollingmo
出産・育児から仕事に復帰するためには保育所などの利用が必要となる。しかし、医師の勤務時間は不規則になることが多いため、一般的な保育所では対応しきれないこともある。そのため改善策として、院内保育所の運営では時間などの点で柔軟な対応をする、民間のシッターサービスを利用しやすいようにするなどの方向性があげられた。また、出産・育児などで一時的に離職した場合、現場から離れていた期間の医療知識や診療技術に不安を抱くケースは少なくない。その支援の取り組みとして、一定期間職場を離れた女性医師の復職が円滑に進むよう、e-learningや託児所を併設した勉強会等に参加できるようにするなどの方向性もあげられた。
「女性医師のさらなる活躍を応援する懇談会」は8月の初開催を皮切りとして、定期的に話し合いの場が設けられ、女性医師をとりまく諸問題に関して意見が交わされている。女性医師が仕事と育児の両立を実現していくには、継続的な話し合いにより周囲の知識や理解を深めることもまた重要である。今回の報告書はこちら。