秋から冬にかけて多くの人を悩ませる手荒れ。特に冬は乾燥しやすいため、手荒れが重症化しやすい。風邪やインフルエンザ予防で手洗いを小まめにする機会も増えるが、かえって皮膚に刺激を与えてしまうのも考えものだ。重症化するとかゆみや痛みを伴うこともあるため注意が必要である。
(参照:美容院で起こるめまいや吐き気・・・「美容室症候群」の可能性も)

Photo:Day 243/365 By SuperFantastic
手荒れは正式には「進行性指掌角皮症」といい。多くの人が毎年経験する手荒れだが放置すると重症化して日常生活にも支障をきたす恐れがある。皮膚は皮脂、天然保湿因子、角質細胞間脂質の3つによって潤いが保たれている。このバランスが崩れることで乾燥し手荒れが発症する。水や紙、布などをよく扱う仕事をしている人はとくに水分を奪われやすいため、まともな対策をとらずに放置しておくと摩擦によって角質層がひび割れを起こしてしまう。美容師はお湯やシャンプーなどから手荒れが重症化し、離職せざるを得なくなることが多いという。
手荒れ予防としては、ぬるま湯で洗いしっかりと拭くこと、もし手荒れになってしまった場合は刺激を避け、薬を正しく使ってケアしていくことが必要不可欠である。