女性であれば、身なりを美しく保つために美容院には定期的に通うだろう。しかし、シャンプー中やその後にめまい・吐き気の症状が出るケースがある。その多くは美容室症候群と言われるものであり、重症の場合は手先のしびれや失神を起こしてしまうこともある。
(参照:婦人科受診は恥ずかしいこと?婦人科検診を受けない女性の本音)
Photo:The New Hair Clinic By Old Shoe Woman
美容院でシャンプーをする際、たいていシャンプー台に首を後ろに反らした状態で乗せる。これにより椎骨動脈の血管が圧迫され一時的に血流が低下して美容室症候群になるといわれている。症状としては、めまい、吐き気、冷や汗や嘔吐、頭痛などがあげられる。さらに、椎骨動脈を圧迫している時間が長い程、血栓ができる原因にもつながってしまう。
年齢に関係なく患ってしまう美容室症候群。予防法としては血流の流れを良くする為に水分をしっかり摂り、首や背中の緊張をほぐしたり日常的に運動不足を解消しておくことが有効となる。日本美容業生活衛生同業組合連合会でも、台の高さ調整をし首の下にタオルを敷くなどして負担を軽減するように美容院に注意を呼びかけている。