骨強度の低下により骨折しやすくなる疾患「骨粗しょう症」は高齢になるほど患者数が多くなり、寝たきりの原因になることもある。女性の患者数は男性の3倍という統計も出ている。しかし骨粗しょう症は運動や薬により40〜60%も軽減することも可能なのである。
(参照:米国皮膚科学会 PM2.5は肌老化にも影響)
国内での骨粗しょう症患者数は1000万人を超えているとされ、そのうち女性患者数は800万人にものぼるほど事態は深刻である。その理由として女性の骨密度は18歳くらいでピークとなり、閉経後はホルモンの分泌が低下し骨密度が急激に減っていくことが挙げられる。また、股関節骨折は毎年12万件近く起きておりそのうち9%が1年以内に死亡しているということもわかっている。
骨粗しょう症は骨の生活習慣病ともいわれ、運動や食事などで予防していくことが重要である。治療の場合は生活習慣の改善とともに薬による治療が行われる。これまでに骨折したことがある、高齢である、タバコを吸っている、ステロイド剤を服用している、酒を1日2合以上飲酒する、運動不足である、などに当てはまる人は骨密度検査を受けることをおすすめする。