近年、問題となっているのが患者やその家族からの暴言や暴行である。医師の8割が経験しており、待ち時間が長いという理由のケースも少なくないという。
(参照:看護師の勤務環境の改善への取り組み状況)
Photo:Exam By albertogp123
医師専用コミュニティサイト「MedPeer(メドピア)」の調査によると、医師の8割が患者やその家族から暴言・暴行を受けたことがあるという。アンケート調査には3,880件の回答がよせられ「暴言を受けたことがある」と回答したのは、全体の60.0%を占め、認知症患者や精神病患者、酔っ払いなどだけではなく、待ち時間が長いからという理由による暴言もあったという。医師や病院の対応としては、すぐに解決できないケースは第三者である警備員や警察を入れるなどの対応を行なったという声もあった。
医師からの回答の中には、精神科や救急外来で暴言を浴びることは頻繁にあるというコメントもあった。暴言・暴行をまったく受けたことはないという回答は21.9%で、嫌みや苦情などはあるが暴言というレベルではないというコメントもあった。