南太平洋の島国バヌアツは今月、猛烈な勢力のサイクロン「パム」により大きな被害を受けた。ユニセフと世界保健機関(WHO)は、はしかの流行拡大を懸念して緊急予防接種活動を開始している。
(参照:子どもの教育資金 学資保険が2年連続1位)

Photo:Children of Erakor, Efate, Vanuatu, 2 June 2006 By PhillipC
13日から14日にかけてバヌアツをサイクロンが直撃。死者は17日時点で24人、3300人以上が家を失った。バヌアツでは、サイクロンが直撃する前からはしかの流行の兆しが見られていたが、今回の被害により流行が拡大する恐れがあるとして、緊急予防接種が実施されている。予防接種チームは、ビタミンAやマラリア感染を防ぐ蚊帳なども配布し、とくに病気にかかりやすい状況の子ども達を守ることに注力している。
バヌアツは80余りの島々からなるため、特に情報が少ない島などに調査チームを派遣するなどの状況把握を急いでいる。日本でも、政府は外務省やJICA(国際協力機構)の職員などで編成された調査チームを派遣。派遣チームは17日に到着し、病院や避難所を訪れた。