11日、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、共同開発により多能性幹細胞のMuse細胞を用いた培養皮膚の実用化に成功したことを発表した。
(参照:ウェルナー症候群患者の細胞からiPS細胞樹立・・・広島大)

Photo:vitiligo By ghanito
Muse細胞はもともと皮膚や骨髄など体内に存在している細胞である。特徴としては様々な細胞に分化し、さらに腫瘍化の危険性も低いため安定した培養皮膚を作り出すことができる。NEDOは、東北大学大学院医学系研究科の出澤真理教授と再生医療ベンチャーのClioらと共同でMuse細胞からメラニン細胞を作り出す技術を開発。今回の成功により、美白化粧品の副作用で問題となった白班などの治療も期待されている。
DSファーマバイオメディカルは来年1月15日に医薬品や化粧品の候補物質探索キットの発売を予定している。候補物質探索キットの発売により動物実験をせずに検証を行うことができるようになるため、倫理的観点からの期待も高い。日本ではこれまで実験に使われた動物は1130万匹以上、把握されていないものも含めると2000匹にも上回るという。