40代半ばから始まる更年期。更年期障害は閉経にともない女性ホルモンの分泌が減少し様々な症状が体に出てくることをいい、更年期の女性の約8割が体のほてりやのぼせを経験している。先月、アメリカのメイヨークリニックの研究者らは更年期障害とカフェインの相関関係が認められることを発表した。
(参照:緑茶カテキン 認知機能改善・がんリスクの低減に期待)
Photo:Caffeine up close By eyeore2710
日本人女性は50歳くらいに閉経するといわれており、その前後10年間を更年期という。閉経に伴い女性ホルモン「エストロゲン」の分泌が減少し、息切れやストレスによる胃のむかつきなど様々な症状がみられるようになる。調査はメイヨークリニックを受診したのべ2,507人を対象に、2005年からの6年間にかけて行われた。一休みをするときについついコーヒーや緑茶を摂取しがちな人も多いだろうが、この調査によりカフェインを控えることで更年期障害を軽減させることに効果的であることが証明された。
更年期障害に悩む女性にとってはカフェインだけでなくタバコやお酒の量を控えることも症状緩和へつながる。どうしてもコーヒーなどを飲みたい場合は、ノンカフェインなどにすることが望ましいだろう。