小林製薬株式会社が今月4日に発表した更年期障害に対する実態調査の結果によると、更年期障害になることへ不安を持っている女性は8割と多くの人が不安に感じている一方で母と娘で更年期障害についてじっくり話し合ったのは2割だけだった。(参考:一人の人として 和恵会が取り組む「パーソン・センタード・ケア」とは)
Photo:お祖母さん By gullevek
50代前後にホルモンのバランス変化により女性は更年期障害を迎える。更年期障害についての実態調査は今年6月にインターネット調査にて実施。対象は更年期障害を経験した、またはしている母親を持つ30〜40代の娘にあたる女性312人である。母と娘で更年期障害について話し合っていたのは2割だったが、8割の女性がいつか自分もと不安に感じでいる。また、母親から更年期障害を打ち明けたれたのは6割で更年期障害については「しょうがない」「一時的なもの」などの声が多く女性ならば避けて通れないというイメージが高いことがわかった。
自身が更年期障害になったときに相談したい人については母親という回答がもっとも多く、経験者であり女性同士だから話しやすいという意見もあった。小林製薬会社では今回の実態調査から周囲へ理解されにくいという状況を踏まえるとともに、更年期障害の啓発に取り組むとしている。