今春から本格的に開所した「武蔵野ダルク女性ハウス」。ここは女性のための薬物依存症回復施設である。現在入所者は4名だが相談の問い合わせや訪問者も多く、とくに目立つのは違法薬物ではなく市販薬などによる依存症だという。
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薬物依存症回復施設「ダルク」は1985年から都内を中心に始まった。現在全国各地70カ所あり、武蔵野ダルクは女性のためのリハビリ施設となる。現在4名の入所者が回復プログラムへ取り組んでいる。回復プログラムの一環として、地域で行われている薬物やアルコール依存などに苦しむ人たちが集まるミーティングに参加し、自身の体験から共感し合うことで希望がもてるようになる。
地域のコミュニティペーパーに武蔵野ダルク女性ハウスが紹介されると相談や訪問者が増えたという。その中でとくに多かったのが鎮痛剤などの市販薬の適量オーバーによる依存症である。違法薬物ではなくこういった身近にある薬は知らないうちに依存症になっいることもあり、それに悩む女性も多いという。
武蔵野ダルクでは「合法・違法問わず薬物問題は身近な存在。相談をしてほしい」と呼びかけている。
武蔵野ダルク(Tel 042-594-9325)