埼玉県では、幼児期から児童期へスムーズに教育の連携がとれるよう教育機関向けに「幼児期の教育と小学校教育の円滑な接続」を作成した。
幼稚園・保育園での園児の生活は主に、遊びを通して集団行動や学びを身につける幼児期にあたり、小学校へ入ると学習が中心となる児童期へと切り替わる。平成20年に小学校学習指導要領、幼稚園教育要領及び保育所保育指針にて幼児期の教育から小学校教育への円滑な接続が規定されており、子どもたちが円滑に生活や学習ができるように連携が求められていた。
埼玉県が作成したパンフレットでは、子育ての目安「3つのめばえ」として小学校入学前に身につけておきたいことや、「接続期プログラム」のカリキュラム作成の指針などを記載。「3つのめばえ」とは、生活をおくる上での大事なことや、他者との関係、興味や関心を高めることについて取りあげており、「接続期プログラム」のカリキュラム作成の指針では、作成するうえでの配慮や工夫のポイントを参考資料とともに解説している。埼玉県では、各教育機関へ子どもたちの発達・成長のためにこのパンフレットの活用を進めている。