昭和5年生まれの現在83歳で現役の女性医師堀口雅子医師。今でも現役で仕事を続ける想いとはどういうものなのだろうか。
(参照:「堀口雅子先生」産前産後に休暇を取得して復帰したから産休取得の先駆者)
当時群馬大学卒業後に東京大学医学部に入学した堀口医師。現在よりも女性医師の数が圧倒的に少なく、女性というだけで入学を断られたこともあり、入学するまでもとても大変だったという。38歳のときに同じく医師の堀口貞夫医師と結婚し、83歳と還暦を越えた現在も、ご夫婦で手を取り合い医師業を続けている。堀口医師は自身の子育てと仕事の両立の経験から病院で働くスタッフのために保育園を作るという活動を行っている。女性の医療従事者、特に堀口先生自身の経験を投影して見ることのできる女性医師の強い味方であり真の理解者だといえる。
物忘れなどの年齢的な部分を感じるという堀口医師だが、まだまだ医師として健在で力を発揮している。昨年12月にはご夫婦の著書である「お医者さん夫婦のカラダにやさしい養生訓56」が発売された。医師としてだけなく子育てや健康、夫婦についてなどお二人の歩んできた歴史から健康長寿の秘訣がわかる内容となっている。
価格 | 1,404円(税込) |
出版社 | マガジンハウス |