英がん研究所(ICR)の分子腫瘍学チームは、乳がんの再発予測を血液検査でできる技術を開発したと、先月26日米医学誌サイエンス・トランスレーショナル・メディシンで発表した。
(参照:乳房再建 認知度は18% 保険適用を知っていた人は3%)

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研究では、乳がんの切除手術と化学療法を受けた乳がん患者55人を対象に実施。患者の腫瘍と血液のサンプルを採取し、6か月ごとに血液検査を行なった。その結果、再発した患者15人のうち12人は、血液検査で正確に予測できたことが確認された。研究チームを主導するニコラス・ターナー氏は今回の研究結果について、簡単な血液検査でも、乳がんの再発を早く正確に予測する可能性があるとしている。この技術は、まだ実験的な血液検査の段階ではあり、利用可能となるまでには数年はかかるとされている。しかし、この技術は、がんの個別化治療の向上にもつながるとして大きく期待されている。ターナー氏は、来年予定している臨床試験を実施し少しでも病院での利用可能日を早めたいとしている。